Client:東亞合成株式会社 様
瞬間接着剤「アロンアルフア」の製造・販売で有名な東亞合成株式会社様。
その東亞合成株式会社様のメディカル部門から新たに発売された
歯科向け抜歯窩用止血材「アロンキュア デンタル」のカタログを制作しました。
異なる切り口のデザイン案をご提案
「アロンキュア デンタル」は抜歯後の出血を止めるための製品です。
これまでは患者様に長時間ガーゼを噛んでもらい圧迫止血する必要がありましたが、
出血箇所に適用するだけで止血処理が可能になります。
今までの止血方法と異なるので、その仕組みを理解してもらうには
口腔内写真よりもイラストで説明する方が適切だと考え、
ラフの段階でイラストレーションを含めたデザイン案を2案提案いたしました。

A案は、立体的でリアルタッチな図解と短いコピーでアロンキュアの止血のメカニズムを丁寧に説明。
「新しい止血のカタチ」というキーワードで既存の止血材と違うことを訴求しました。
対してB案は、アロンキュアの特長を「フタをして止血する」とワンキーワードで表現し、
ポップなタッチのイラストで難しくなく簡単に使用できる商品であることを訴求しました。
端的に特長を捉えた分かりやすい所を評価いただき、 B案が採用となりました。
その上で、ご意見や修正点をうかがい、本格的なデザインワークへ進めていきます。

同じ「アロン」の名称を持つことから、アロンアルフアのイメージカラーの黄色を
ラフ案の段階で使用していましたが、デザインを進めていく中で、
既存のパッケージの色使いを踏襲し、ブルー系の色を基調とした今の形に落ち着きました。
メディカルイラストレーションで製品の特長と止血のメカニズムを可視化
メディカルイラストレーションとは、写真では隠れてしまう箇所を表現したり、
デフォルメすることで医療現場の“伝えたい”を可視化することができるイラスト表現です。
歯科のカタログを制作する時の患部の表現や説明に最適で、
弊社ではこれまでも多くのメディカルイラストレーションを手掛けています。

メディカルイラストレーションを描く上で、商品のことをより理解するために、
デザイナーは了承を得た上でご支給いただいたアロンキュアを口の中入れ、
口腔内でゲル化し、ゆっくりと溶解する感じを確かめながら使用イメージ図を描き起こしました。
好奇心をもって実際に使用感を確かめることで
文字と写真資料だけでは表せられない「アロンキュアの“ハイドロゲル化”」を
デフォルメした図解で描くことができました。

余談ですが、味は無味で口の中に入れた時の不快感は少なかったそうです。
展示会で使用する布ポスターも作成しました!

アロンキュアの特長をわかりやすく表現したカタログを気に入っていただき、
展示会ブース用の布ポスター(A0サイズ)も依頼いただきました。
また、発砲パネルで「新発売!」と書かれたPOPも用意しました。
こちらは両面テープで付けられるようにして
新発売の時期が過ぎても外して使えるように工夫しています。
Project Member
Director:吉岡
Designer:吉岡